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大会趣旨

 北海道を取り巻く環境は経済指標の数値等から首都圏と 比較したとき、決して恵まれているとはいえません。その 実態は報道でも取り上げられ、多くの道民に格差という「負 の意識」を感じさせ、その負の意識はさらなるマイナスの 連鎖を生み、この閉塞感があたかも出口の見えないトンネ ルのように延々と続くのではないのかとさえ感じさせてい ます。その一方で「負の意識」そのものを掘り下げて行くと、 「ある一定の尺度」で多くを判断していることに、あらた めて気付かされます。

 私たちは何故、青年会議所活動で存在すら知らなかった ことまで学び、自身を成長させることにより人となりを深め、 不特定多数の喜びと笑顔のために、その時代に即した運動 を地域で展開しているのでしょうか。それは志という言葉 に代表されるように私たちの心の中に有する「明るい豊か な社会の創造」という理念があるからに他なりません。こ の理念を市民と共有し、協働で運動を展開していくことが 地域の活力となると信じているからこそ、私たちは各地域 で謙虚な心、「水平な目線」をもって市民意識変革運動を 推進しているのです。そしてその成果として一人でも多く の市民と共に運動を展開することができれば、地域住民間 の協調行動がより活発になり、信頼の絆で結ばれた豊かな 人間関係のもと、社会全体がより改善され、真の意味での 地域の活力へ、好循環のスパイラルへと昇華するのです。

 私たち釧路JCでは毎年夏の時期に「くしろ霧フェステ ィバル」という事業を開催しております。この事業は行政 や商工会といったところからの要請や依頼から始まったの ではなく、地域住民には疎まれていた霧という存在を逆手 にとって夏の風物詩とするべく、私たちの先輩メンバーが 企画から立ち上げ、今年で24回目を迎えます。私たちは「霧 フェス」を体験型まちづくり・体験型ひとづくりの場の最 たる例であり、郷土愛を育む機会のひとつであると自負し ております。なぜならば、運営組織は全てボランティアで 構成し、資金は企業・市民などから広く募り開催されてい ること。回を重ねるにつれ学生ボランティアも現れ積極的 に企画運営に携わり、自身が来場者の気持ちになって設え ることを念頭に、つながりの大切さを考え、学び、実践す ることで得られた達成感を私たちも共有する。これを繰り 返すことで市民協働型運動として成長し「信頼の絆」を醸 成する場となっているからです。

 そう、今こそ都市型生活に代表される物質的豊かさなど というような一定の尺度で自分たちの地域の価値を測るの ではなく、「OMOIYARI」の心などに代表される、 日本人が古来より心根に有する精神文化こそが普遍的価値 観であり、また人と人との関わりにおいて必要不可欠な要 素である信頼の絆の根幹になりえるものと確信します。だ からこそ、都市と地方のやり方を敢えて区別し、その独自 性がもたらす特色のあるまちづくり、ソーシャルキャピタ ルの実現・充実を地域住民と共に手を携え心ひとつに目指 していくべきであると考えます。

 私たちの地域、私たちの北海道、私たちの日本は私たち が創る。地域のリーダーとしてJAYCEEが中心となっ て行っていく小さな単位のまちづくりの積み重ねにより、 率先して行動していくことの必要性と信頼の絆でしっかり と結ばれた魅力溢れる地域を創っていくことの重要性を、 ここ釧路から力強く発信して参ります。

地域のJC運動は未来への灯(あかり)
灯の輝きが増すことで、その地域はさらに光を帯びていく
50からなる地上の星の輝きはやがて光の線となり、
北海道JCという名の星座となる
北海道が有する協議会は月あかりのように優しく
北海道全体へ光をあてていく
月も星もただ灯となるがために輝くことはない
青年会議所の理念という太陽の光に照らされて月も星も光輝く
私たちは信じている
光輝く「灯源郷」のつながりが
しあわせな笑顔につつまれる明るい豊かな大地
「理想郷」北海道になることを
いままでも、これからも、いつまでも・・・


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